2022/04/24 11:13

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李さんは、結局このまま調査を続けることにした。

──やっぱり、一度帰って出直したら、遅すぎる気がするのです。記憶喪失が回復するかどうかもわからないのに。

本人がそう決めたのなら、私も協力しようと思った。ただ、例の空き家へは、二度とひとりで行かないようにと注意した。私がいないときに、何かあっては困る。

タイミングよく、李さんのお姉さんが送ってくれた日記が届いた。台湾からこんなに早く届くのか。普通の大学ノートで、5冊ある。私がバイトに行っている間、李さんはそれを読むことにした。少なくともこれで、直前の3年半の記憶は補完できる。